神奈川工科大学コミュニケーションロボティクス研究室では,”テレワーク疲れ”を解消するためのエージェント研究の成果をIEEE GCCE2021で発表しました。
テレワークにおける集中力の低下とストレス増加の2つ課題を解決するため,ロボットと連携して作業者に休憩を促すデスクトップエージェントシステムを開発しました。提案システムでは生体データに基づく感情分析を用いて疲労を推定し,デスクトップ上のエージェントが作業者の疲労度合いを判断して,休憩タイミングをアピールします。感情分析にはNECの協力のもと,NEC感情分析ソリューションを用いました。本システムが家族型ロボットと連携しながら適切な休憩タイミングを提示することにより,より快適なテレワーク環境を実現できます。
発表者:福島賢人
発表情報: M. Fukushima, M. Hasunuma, D. Sekido, T. Ishikawa, H. Honda and Y. Yamazaki, “Break Promotion by Desktop Agent to Reduce Fatigue in Remote Working from Smart House with Smart Robot,” 2021 IEEE 10th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE), 2021, pp. 592-594, doi: 10.1109/GCCE53005.2021.9621876 .